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総入れ歯治療は経験か?
"デンテイストリー・イズ・アート・アンド・サイエンス"と言われるように歯科治療は、技術と学問がおりあって組み立てられています。総入れ歯にかぎらず、歯科治療というものは経験も大きなウェイトを占めるのですが、歯科医学としての学問でもあります。学問であるかぎり、ある優秀な先生が20年かかって成し遂げたフィロソフィーや技術が若い先生によってそれよりはるかに短い年月で達成されても不思議ではありません。
いや、そうでなければいけないはずです。そうでなければ学問としての進歩はないのです。そのためには、正しい知識と正しい技術を勉強し、それに基づく多くの経験をする事が重要なのです。
"石の上にも3年"と言いますが、漠然と石の上に3年も座っていては、何も得られないでしょう。石の上に3年という逆境にありながら、何かを成し遂げることに意義があるのではないでしょうか。
歯科医療は、技術と学問が織り成す素晴らしい職業です。そして、知識は技術に先行すべきものです。実際に実行できる知識こそ正しい理論であると言えます。ですから、私は正しい理論に基づいた多くの経験を積み先人を追い越して素晴らしい歯科学の進歩に貢献したいと考えています。
総入れ歯
一般医科で、正常に機能しなくなった身体を、正常に復帰させるためにリハビリテーション医療があります。総入れ歯は歯科治療におけるリハビリテーション治療と言えるのではないでしょうか。
ある意味で、無歯顎患者さんは歯科的障害者であるといっても過言ではないかもしれません。無歯顎者は、機能的に咀嚼障害、発音障害、審美的障害を有しており、それらが複合されて最も大事な心理的障害をも持つ事になるのです。
このため、現代社会において欠くことのできないコミュ二テイへの積極的参加がはばまれている現実もあるのではないかと考えられます。この点からも、無歯顎者の社会復帰を考えた真のリハビリテーションとしての総入れ歯医療は歯科医療のなかでも大きな部分を占めています。
歯科の歴史からみても、入れ歯というのは非常に長い歴史を持っています。歯科におけるかみ合わせの考えも原点は総入れ歯作製から考えはじめられたもので、それが研究されて現在へと至っているのです。
口の中に装着して、咬み合わせや適合を日を変えて繰り返し調整します。
部分入れ歯
部分入れ歯による治療の対象となるのはブリッジでは対応できない多数歯の欠損がある場合であり。最近は、残存歯に負担をかけない、かむ位置の回復、維持が確実にできる、等の理由でインプラント治療が選択されることが多くなっているが、全身状態やあごの骨の状態によってはインプラント治療が不可能な症例もあるので、お口の中で良好な機能を発揮する部分入れ歯を患者さんに提供する事は、今後も重要な治療法の一つである事には間違いありません。
治療効果が確実、すなわち噛むという機能の回復が十分で、しかも入れ歯による残存組織への害も少ない、長期に使用できる部分入れ歯。それが患者さん・歯科医師双方が望んでいるものです。これを達成するための部分入れ歯の設計原則を要約すると以下の3項目になります。
- 入れ歯の動きを最小にする。
- お口の中が汚れないこと。(入れ歯も残りの歯も含めて)
- 壊れないこと。

